株式投資

運が悪い!株式投資

●これ言うと身もふたもないですが・・

 株式投資を続けていくと、買った時より大きく株価が値上がりする場面に遭遇します。


 株式投資家としては、

(自分の見る目がよかった)

(投資の才能が自分にはある)

ってニヤニヤしてしまうところ。


 ですが、私はこんな結論にたどり着いています。

「株、ビジネスの上がり下がりは、結局は運だ」と。


●株式投資は運の影響が大きいのか?

 株価が上がって儲かったときも、自分の銘柄選択が優れていたのではない。

「たまたま運がよかった」


 株を買った会社が、「ビジネスが大当たり!」グングン株価が上がる。

「たまたま運がよかった」


では、「運」だけならいい加減な投資をしたり、日々のべんきょうはしなくていいか?もちろん、答えはノーですよね。


ただ、

「勝ったときは「運がよかった」だけ」

「負けた時は「自分はマヌケ」だ、もっと勉強しよう」

くらいでちょうどいいと思いませんか?


理由を3点にまとめてみました。


株が運の影響が大きい3つ理由

・意外に真実をついているから

・謙虚さにつながるから

・運がよかった経営者の話を聞いたから


●意外に真実をついているから

どんな優れた企業分析ができたとしても、株を買うタイミングがバッチリでも、株を買った次の日に大崩れするのが株式市場。

「投資判断は正しい」でも「株価は下げた」。これこそ「運が悪い」最たる例。


AとBを混ぜたら、Cになるというような化学実験。

化学実験と違い、「投資判断は正しい」「株価が上がる」とならないところが「株式投資」


となれば、

「株式投資は運に多分に左右される」

というのもまんざらハズレではない。


●謙虚さにつながるから

 株式投資を通じて「手ごたえ」を得て自信をつけるのはいいこと。


 でも、過度の自信は「傲慢さ」につながり、スキができる。株式市場は、そんな人間から容赦なく搾り取るところ。

「勝って兜の緒を締めよ」とはよくいったもの。


(勝った、自分は株の天才だ)


 より


(勝ったけど、たまたま運が良かっただけだ)


の方が、株式投資家としては長生きできそうですよね。


株式投資は経験の長さが大事なので「長生き」は重要です。


●運がよかった経営者の話を聞いたから

あなたはTVでこんなシーンみたことありませんか?

経営者にインタビュアーが質問しているシーンで・・


「〇〇が成功して、売上高が上がりました。いかがですか?」




「いやあ、たまたまです。運がよかっただけで・・」




サラッと「たまたま運がよかった」と言えてしまう経営者は凄腕が多い印象


普通は、

「〇〇を指示したのは私」

「〇〇となると予想したのは私」

など功を誇る経営者が多い。


ですが、ビジネスも投資同様、優れた「経営判断」がそのまま「業績がよくなる」ほど簡単ではない。


仮に本当に優れた「経営判断」ができたとしても、「時代に合わない」など運のなさでうまくいかないってのはこれまたザラにあります。

「ビジネスのうまくいくいかないも、運が多分に影響する」


日々、いろいろな努力されている経営者を否定するつもりはありません。

でも、その「ビジネスにおける運の影響度」を、凄腕経営者ほど肌で理解されている。そんな印象です。



●まとめ

 いかがでしょう?


 あなたは、株式投資していて「運がよかった」とか「運が悪かった」という経験はありませんか?

 運で助けられた経験がある私としては、「運ってなんだろう?」とよく考えます。



●わが子に伝えたいこと


「投資って運が大事なの?」




「運の影響は大きいね。買ってうまくいっても「運がよかった」って思うくらいがちょうどいい」

 

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