
家にあるたくさんの投資の本。
いまさら電子書籍に買い替える価値ある?
この記事は、「投資の勉強には、電子書籍と本ではどっちがはかどるのか?」の検証結果をお伝えします。
結論としては、「従来の紙の本よりも、電子書籍の方が、投資の勉強ではメリットが多い」。
この記事で分かること
- 【検証】山ほどある投資本。今さら電子書籍で買い直す必要があるのか?
- 電子書籍リーダーは、何を選べばいいか
- 実際に買う前に、自分と電子書籍の相性を無料で試す方法
- 株式投資家から見た、電子書籍の5つのいいところ、わるいところ
この記事を書いた人

- 投資歴10年の投資家
- 毎日、電子書籍を読む習慣
- 電子書籍歴1年
私が、電子書籍リーダー導入前に、いくらグーグルで調べても、答えが出てこない疑問がありました。
- すでに多くの投資本を所有。投資本をわざわざ電子書籍に買い直してまで、導入する価値があるのか?
- 電子書籍による読書体験。人によって大きく「合う」「合わない」があるのではないか?
そこで今回、人に勧められたことを機に、思い切って自分で実験してみました。
結果としては、「電子書籍での読書習慣」を取り入れることに成功しました。
この記事を読むとこんなメリットがあります
- 電子書籍による読書体験が、自分に合うかどうか分かる
- 実際に電子書籍を使っている人の使用感がわかる
- 電子書籍による読書体験、悪いところもある
Contents
【結論】投資本を再び買い直してでも、電子書籍を導入することがおススメ

結論から言えば、「投資本を再び買い直してでも、電子書籍を導入することがおススメ」
電子書籍リーダーにこだわらず、パソコンでも電子書籍を読んでみました。
- すでに多くの投資本を所有。投資本をわざわざ電子書籍に買い直してまで、導入する価値があるのか?
- 電子書籍による読書体験。人によって大きく「合う」「合わない」があるのではないか?
この疑問の答えが以下となります。
【疑問1】すでに多くの投資本を所有。投資本をわざわざ電子書籍に買い直してまで、導入する価値があるのか?

疑問を、さらに具体的にすると3つの疑問となります。
結論としては、以下の3点をすべて満足のいくレベルでクリアできたので、投資本を買い直すことに決めました。
買う前に悩んだこと
- 熟読を要する投資本。紙の本に比べて頭に入るのか?
- 繰り返し読む傾向がある投資本。電子書籍リーダーの相性はどうなのか?
- 書き込みや付箋を貼りたいけど、従来の本より便利で役に立つのか?
【悩み1】熟読を要する投資本。紙の本に比べて頭に入るのか?

結論は、電子書籍と、紙の本。
頭に入りやすいのは、紙の本です。
電子書籍リーダーで読むと、知らず知らずのうちに、私は「飛ばし読み」「速読」しています。
だから、頭に入りにくい。
「紙の本VS電子書籍」の研究で、以下のことが分かってきています。
- 電子書籍の読書の方が疲れやすい。よって、注意が散漫になる(読み飛ばしの原因)
- 手で本を持つ、紙のにおい、ページをめくる音。五感を刺激する紙の本の方が、記憶は定着しやすい
- 電子書籍の読書体験のデメリット。「慣れる」ことで克服可能
以上の研究結果を、頭の片隅に入れておいておく。
意識して「飛ばし読み」「速読」をしないようにすれば、問題ないレベルの話です。
【悩み2】繰り返し読む傾向がある投資本。電子書籍リーダーの相性はどうなのか?

結論は、「投資本と電子書籍リーダーは相性はいい」です。
理由は以下の3点になります。
- 繰り返し読む投資本。紙と違い電子書籍は、ボロボロにならない
- 【場所を選ばない】電子書籍は、パソコンでも読むことができる
- 重い本が多い投資本。電子書籍は、軽くてラク!
電子書籍は、ボロボロにならない
「投資本を、いつか子供にプレゼントしたい」と考えています。
日頃から投資本が汚れないように、結構気を使っています。
電子書籍では、本がボロボロになったり汚れたりの悩みとは無縁。
場所を選ばない
パソコンで、電子書籍を見るようになりました。
空き時間に、無駄なネットサーフィンの代わりに、電子書籍を読むようにしています。
出先での細かい隙間時間。
サッと取り出して本を読みたいところ。
サッとすぐ取り出すため、仕事用のかばんに、投資本を絶えず持って移動をしていました。

ちょっと読みたいなぁ・・・あ、忘れてきた!
そんな経験ありませんか?
電子書籍リーダーやパソコンでの読書は、場所を選びません。
1日に何度も開く、繰り返し読む投資本と、相性がいいですね。
電子書籍は重くない
投資本は、サイズも大きく、重い本が多い。
電子書籍を自分の読書スタイルに取り入れたら、「本が重くない」は病みつきに。
電子書籍リーダーは、片手で読めます。
繰り返し読むため、持つ機会が多かった、重たい投資本。
本がこんなに軽くなり、快適なのは予想外でうれしいことでした。
以上のように、「投資本を繰り返し読むには、電子書籍は相性がいい」との結論となりました。

たまに重たい本を持つと、「おもっ!」ってなります・・・
【悩み3】書き込みや付箋を貼りたいけど、従来の本より便利で役に立つのか?

結論としては、電子書籍の方が便利です。
理由は以下の3点になります。
- 付箋メモで書いて貼るのは、すごく手間だったから
- すぐ消したり、書いたりができる電子書籍
- マーカーでの線引き。指でスッと引けて簡単
本に書き込みができない私。
紙の本では、付箋やメモを手書きで書いて、はがせるのりでペタペタ貼っていました。
これが、結構な手間。
しかし、後日再読の際、付箋メモは、とても役に立つので続けていました。
電子書籍リーダーは、指でスッと本文にラインを引けますし、メモも容易。
付箋に手書きと違い、書き直しも何度でも書き直せます。
紙の本に、直接蛍光マーカーで線をひけば、消すことはできません。
後日、再読後に「この線引いたところ消したい」ができません。
電子書籍はあとから、マーカー線の引き直しが簡単ですから、電子書籍に軍配が上がります。
以上のように、「電子書籍におけるメモやライン引きは、従来の本よりはるかに便利」という結論になります。
【疑問2】電子書籍による読書体験。人によって大きく「合う」「合わない」があるのではないか?

結論としては、完全に合致とはいかない。でも満足できるレベルです。
どうしても、私の読書スタイルと合わないと感じる点が、1つあるからです。
数冊の本を同時並行で読んでいく、「本の同時読み」。
投資本を中心に読んでいて、気分転換に小説を読む。
電子書籍リーダー内で、読んでいる本をコロコロ変える。
これが、なかなか億劫なんです。
結果としては、「紙の本数冊+電子書籍リーダー」を持ち歩くスタイルに落ち着きました。
理由は以下の3点。
- お気に入りの投資本が、電子書籍化されていない
- 「このページが読みたい」は、従来の本の方がアクセスが早い
- 電子書籍リーダー内で、次の本に移る作業が意外に手間
幸いなことに、電子書籍リーダー導入へ、致命的なデメリットではありません。
以上のように、「人それぞれの読書スタイルで、電子書籍での読書は合う合わない部分がある」という結論になります。
電子書籍リーダーを選ぶ

【無料】まずは電子書籍で読書を体験してみる
電子書籍リーダーを買う前に、電子書籍での読書はどんな感じか、試してみてはいかがでしょうか?
電子書籍リーダーを買ったけど、自分に合わなくて使わなくなった、という話はよく聞くからです。
実際、どうしても電子書籍が、体に合わないという方がいらっしゃいます。
パソコンでの体験ですが、無料で体験できます。
アマゾンの電子書籍を使います。
- グーグルで「kindle for pc」を検索。「kindle for PC(Windows)」をダウンロード、インストール
- アマゾンの電子書籍の中で、「サンプル」があるものを、kindle for PCで読んでみる
- 自分に「合う」「合わない」を確認する
アマゾンのセール期間が始まるまで、この方法で自分に「合う」「合わない」を、徹底的に調べるのもいいかもしれません。
紙での読書体験が長ければ長いほど、電子書籍での読書は違和感が強いとのこと。
いざ、電子書籍リーダーを買って、自分に合わないと投げてしまうくらいならパソコンでテストしてみてはいかがでしょうか?
私の場合、テストして「自分は大丈夫そうだ!」と電子書籍リーダーを買いました。
パソコンでも、今でも「kindle for pc」はそのままにして、パソコンでも本を読むようにしています。

私も最初は、電子書籍での読書は違和感だらけでした・・・
【種類、性能】電子書籍リーダー、どれを買うか?
結論は、アマゾンの電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」(19,980円)がおススメ。
1. どこの会社の電子書籍リーダーを買うか決める
電子書籍初心者は、大手2社から選ぶことをおススメします。
- アマゾン
- 楽天
私は、最大手アマゾンで買いました。
最大手であり、評判も非常によかったからです。
2. 4種類の中から性能で選ぶ
アマゾンの電子書籍リーダーは、4種類があります。
値段が安い順に、
- Kindle
- Kindle Paperwhite
- kindle Paperwhite シグニチャーエディション
- kindle Oasis
まずは、値段。

値段、性能を吟味していくと、「Kindle Paperwhite」「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」が候補となります。
「Kindle Paperwhite」と「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」の違いは、
Kindle paperwhite | Kindle paperwhite シグニチャーエディション | |
値段 | 14,980円 | 19,980円 |
容量 | 8GB | 32GB |
ワイヤレス充電対応 | × | 〇 |
明るさ自動調整機能 | × | 〇 |
お伝えしたいことは、上記の表の方が分かりやすい。
一応、証拠画像として以下に掲載します。

私は、「Kindle Paperwhite シグニチャーエディション」一択。
- 値段と性能のバランスがいいから
- 高いモデルを買っても、自分に合わなければ使わなくなる可能性があったから
- 読書好き。いくつかの本を入れると8GBでは足りない。32GB欲しい
ワイヤレス充電
「ワイヤレス充電」は、置くだけで充電可能なスタンドに対応する機能。
ただし、充電スタンド自体は別売り。


充電スタンドをつけると、22,460円、充電スタンドなしだと、19,980円。
要は、2,480円追加して、充電スタンドを買うか買わないかの判断になります。
個人的には、「なし」でいい。
- スマホのように毎日の充電はしない。Kindleは、電池はよく持つ
- Kindleは軽い。手で持ってみる方が楽。
- Kindleを買えば、スタンドより液晶保護カバーを優先して買う必要がある。予算オーバーぎみ。
ちなみに、単品で買うと、3,480円。

明るさ自動調整機能
周りの明るさを感知して、適当な明るさに自動でしてくれる機能です。

「充電スタンド」あり、なしはお好みで。
「Kindle paperwhite シグニチャーエディション」がおススメです。
セールを狙って安く買う

私の場合は、2021年のお正月のアマゾンでのセールで買いました。
年に何度か行われるアマゾンでのセール。その期間でよくセール価格で販売されます。
セールが来るのを、のんびり待つことがいいですよね。
先ほどご紹介させていただいた、パソコンで電子書籍を読んでみるなどです。
どこかのタイミングで、セールされるのは確実。
ならば、少しでも安く買いたいところです。
電子書籍リーダーの画面を保護するフィルムは、一緒に買ったほうがいいです。
こちらは、フィルムが2枚入り。
「もし失敗してももう一枚」はありがたい。
【株式投資家から見た】電子書籍導入のいいところ

5つのいいところ
- 分厚い本を気にしなくて済むこと
- 読むスピードが早くなること(熟読でも早いような)
- 郵便で届くことがないこと
- 書き込みや線を引くことが容易なこと
- サービスが満足できること
【いいところ1】分厚い本を気にしなくて済むこと
比較的重い、大きな本が多い投資関連本。
電子書籍リーダーは、本体がすごく軽いから助かります。
大きい重い本は、運ぶことや隙間時間に少しだけ読むことが、結構な手間。
それがなくなりました。
【いいところ2】読むスピードが早くなること(熟読でも早いような)
先に書いたように、電子書籍の読書研究でも明らかです。
スピードは早いですが、頭には残りにくいことを考慮しています。
「電子書籍で読む本は、2回続けて読む」や「意識して読み飛ばししない」ようにしています。
【いいところ3】郵便で届くことがないこと

従来の本ですと、ネットで買ってから郵便で「いつ本が届く?」と結構気にします。
しかも、仕事で日中留守だと「再配達」の可能性があります。
「再配達」で本を受け取るのは、何かと手間がかかり、ストレスですよね。
電子書籍の場合、買えばすぐ読むことができます。
「読みたいなぁ」の気持ちが熱いうちに、本を買って読めるのはうれしいですね。
【いいところ4】書き込みや線を引くことが容易なこと
電子書籍リーダーの場合、指でスッと線が引けます。
当然、線の引き直しも簡単。
メモも書いたり、消したりも簡単にできます。
付箋で手書きすることに比べれば、はるかに楽ですよね。
【いいところ5】サービスが満足できること
本のセールを、アマゾンは結構しています。
「日替わりセール」「月替わりセール」が代表。
アマゾンのサイトに行って、「日替わりセール」の本を探す手間は確かにあります。
しかし、高額な本(2,000~3,000円)が499円になっていますので、見逃せません。
株式投資で名著で有名な本も、結構セールで安くなるときがあります。
紙の本では、中古でもなかなか値段が下がらない本。
それが、電子書籍で安く販売されているときがあります。
以上のように、投資本の買い直しを気にしていたのですが、このサービスのおかげでハードルは低いです。

投資本の買い直しが最大のネックでしたので、本当にありがたい!
アマゾンセールの事例
以前、実際に私がセールで買った例です。
株式投資家でも名著と名高い「賢明なる投資家」という本。
アマゾンで調べてみると(2021年2月現在)、以下のようになっています。
電子書籍 | 紙の本(新品) | 紙の本(中古) | |
賢明なる投資家 | 499円(セール中) | 4,180円 | 2,735円(中古最安) |
証拠になるように、少し見にくいですが、アマゾンのサイトから画像をもってきました。

「賢明なる投資家」は、世界一の投資家 ウォーレン・バフェットが「投資本でNo1」と評価している投資家のバイブル。
投資家にとっては、「一生もの」「永久保存版」の本が、499円。
上下巻合わせて、8,000円以上で紙の本を買った私としては、「すごい!」としか言いようがないです。
株式投資家から見た電子書籍導入の悪いところ

5つのわるいところ
- 古い名著の投資本が電子書籍でない場合があること
- 本棚を持ち運ぶは意味がないこと
- 何冊か同時に読むスタイルが電子書籍リーダーでの読書に合わないこと
- PC,タブレットは他事をしてしまうこと
- 電子書籍は、子どもに本を残すという意味では不向き
【わるいところ1】古い名著の投資本が電子書籍でない場合があること
電子書籍化されていない昔の名著もけっこうあります。
古い本、名著だけど売れないから、おそらく今後も電子書籍化はない。
【わるいところ2】本棚を持ち運ぶは意味がないこと

決まった数少ない投資本を繰り返し読むため、「本棚を持ち歩く」は思ったほど便利ではなかった。
繰り返し読み返すような投資本は、限られており本自体が少ないからです。
【わるいところ3】何冊か同時に読むスタイルが、電子書籍リーダーでの読書に合わないこと
電子書籍化されていない本もあります。
電子書籍リーダー内で、あっちこっち本の行き来をするのが意外に面倒。
たとえば、投資本を読んでいて、分からないことが出てきた。
調べものがしたくなって、別の本を開きたいとき。
電子書籍リーダーでは、2冊同時に本を開くことはできません。
落ち着いたのは、紙の本数冊と電子書籍リーダーの両方持ちでした。
【わるいところ4】PC,タブレットは他事をしてしまうこと
油断するとパソコン、タブレットだと、ネットサーフィンやユーチューブを見てしまうからです。

電子書籍リーダーは「本を読む」に特化しています。
「本を読む」ことしかできないのは、ありがたいです。
余計な機能がないので、操作もしやすいですし、「本を読む」に嫌でも集中します。
【わるいところ5】電子書籍は、子どもに本を残すという意味では不向き
紙の本のように、「はい、プレゼント」って渡せない。
ポイントは、以下の2点。
- 電子書籍を提供している会社がつぶれたら、電子書籍は読めなくなる
- 電子書籍を買うことが、電子書籍を読む権利を買う行為(個人に紐づけ)
山ほどアマゾンで電子書籍を買って、アマゾンがつぶれたら全部パーという可能性があります。
また、アマゾンアカウントが使えなくなる(いわゆるアカウントバン)と、同じく全部パーとなります。
電子書籍を持っていた親が、ある日突然ポンッと死んだ。
親が電子書籍の権利を持っているので、簡単に子供に渡せない。
このような可能性もあります。
以上のように、子どもには残せない可能性があることは、頭に入れておいた方がいいです。
まとめ:投資本を買い直してでも、電子書籍に乗り換えがおススメ

この記事では、投資本を買い直してまで電子書籍を導入するべきかをお伝えさせていただきました。
いくつか気になる点はありますが、思い切って電子書籍に乗り換えをおススメします。
- 電子書籍の読書体験が、自分の読書スタイルに合うかよく吟味する
- 電子書籍の読書では、「読み飛ばし」「疲れやすい」など特有の問題がある
- 電子書籍の読書は、投資本と相性が良い。乗り換えがおススメ
- 電子書籍リーダー、買うならアマゾン「Kindle paperwhite シグニチャーエディション」がおススメ
- 電子書籍は、いいところばかりではない。悪いところもある
5つのいいところ
- 分厚い本を気にしなくて済むこと
- 読むスピードが早くなること(熟読でも早いような)
- 郵便で届くことがないこと
- 書き込みや線を引くことが容易なこと
- サービスが満足できること
5つのわるいところ
- 古い名著の投資本が電子書籍でない場合があること
- 本棚を持ち運ぶは意味がないこと
- 何冊か同時に読むスタイルが電子書籍リーダーでの読書に合わないこと
- PC,タブレットは他事をしてしまうこと
- 電子書籍は、子どもに本を残すという意味では不向き
最後まで、ご覧いただきありがとうございます。