株式投資

「雑誌」と「オンライン」会社四季報、どっちがおすすめ?

「会社四季報は、オンラインと雑誌ある。どちらがいいのかな?」





「やっぱり会社四季報年4回買って読まないと、株で勝てないのかなぁ?」




このような悩みはありませんか?


会社四季報は、株式投資の必須アイテムです。

企業のデータを見る際にも、お宝銘柄発見にも最適な本。


会社四季報は、1年に4回発行されます。

1年で、4,000社弱×4回分。約3か月に1回、4,000社弱のデータが更新されます。

これだけ多くの分量を読むには、日々忙しいサラリーマンには、少し無理があります。


株式投資において。会社四季報は優秀なツールではあることは間違いありません。

ですが、読む量が多い会社四季報とは、距離感を含め少し付き合い方を考える必要があります。





✔本記事では、以下の内容がわかります

・ 会社四季報との付き合い方がわかる。

・ 会社四季報を年4回を買う必要があるのか分かります。




会社四季報の簡単な読み方は、こちらで紹介させていただきました。

ご興味のある方は、ご覧ください。

✔記事を書いた人

株式投資歴9年。会社四季報読者歴9年。

会社四季報は、株式投資の世界を一緒に戦ってきた相棒。


国内個別株運用が中心のため、会社四季報は銘柄選択では必須。

かつては、会社四季報を年4回買って読みまくっていた経験があります。



「仕事しながらでは、やっぱり時間なくて読み切れない」




✔記事の信頼性

何年もかけて、私自身が試行錯誤の末、今のスタイルになりました。

四季報を読みまくっていた時、疲れ果てました。

そして、偶然、現在の「四季報と適度に距離を置いたスタイル」に変更。


投資成績は劇的ではないが、適度に距離を置くスタイルにしてよくなりました。


「投資成績がほとんど変わらない。熱心に読んでたのはなんだったのか・・」




四季報に縛られない時間を、投資本を読む時間、日々のニュースを見る時間にあてることができたことが大きい


●会社四季報おススメは?雑誌?オンライン?

結論から言えば、「雑誌」です。

5つの理由の前に、簡単に「雑誌」「オンライン」の違いを比較します。


雑誌本屋、ネットで買える。分厚くて重い。2,300円
四季報オンラインインターネットで見ることができます。 
四季報オンライン https://shikiho.jp/



雑誌をおススメする5つの理由

・オンラインは金がかかる

・そこまで見る必要もない

・証券口座開設で、四季報も読める

・よく知らない企業や興味のない産業のことも見る機会がある

・雑誌だとメモしたり、折ったり、付箋がはれる




5つの理由は、以下に解説します。


・オンラインは金がかかる

オンラインでもある程度は、無料で見ることができます。


ベーシックプラン月々1,100円 プレミアムプラン月々5,500円の料金設定。

年間にすれば、結構な金額。


お仕事をされている一方で、副業で株式投資をされている方が多いと思います。

忙しいので費用の分、しっかり使いこなせるかは少し疑問です。



・そこまで見る必要もない

四季報だけを見て投資判断はできません。

最終的な投資判断は「決算短信」「有価証券報告書」など見るべきものも多いです。


実際に購入を検討する段階の株でしたら、四季報を注意深く読みます。

ですが、その他の会社の情報を全部が全部読むかというと、そうではありません。


約4,000社弱の会社データがあっても、ほとんど読まない。


株式投資での情報収集は、会社四季報だけではありません。

「有益な投資本」、「日々のニュース」を見ることなどやることはたくさんあります。


会社四季報を熱心に読むだけでは、株式投資で勝つことは難しい。


となれば、そこまで読む必要がないという結論になります。



・証券口座開設で、四季報も読める

証券会社で口座を開設すると、会社四季報は無料で見ることができます。

SBI証券や楽天証券が有名どころです。


証券会社のホームページでは、会社四季報の最新のデータが掲載されています。

その他の情報(ニュース、チャートなど)も見えます。


私は、SBI証券でよく四季報を見ています。

証券会社のホームページの四季報で、特に不便を感じたことはありません。


購入を検討している株を調べる際に、

「直近の動きやら数字はどんな感じかな?」

というときに、最新データをよく見ます。


要するに、最新の四季報データは、証券会社のホームページで事足りています。


・よく知らない企業や興味のない産業のことも見る機会がある

雑誌だと、ペラペラとページをめくって、思いもよらない産業を無理にでも目にします。

会社四季報をパっと適当に開く。

自分の全く興味のない産業や企業がドンと目に飛び込んできます。


オンラインですと、なかなかこうはいきません。

企業名を検索で打ち込んで、情報を見るやり方が多いです。

自分の興味のない、よく知らない産業などに出会う機会が大幅に減ります。


よく知らない企業や産業の株を買う必要はありません。

自分の知らないことに投資するのは、とても危険です。


世界一の投資家 ウォーレン・バフェットさんは、自分がよく知っている企業群と自分がよく知らない企業群を明確に線引きしています。

知らない企業や産業には一切投資をしません。

一方で、日々勉強されて、自分のよく知らない産業なども知ろうと努力されています。


頭っから「この分野はダメ」だと投資先が増えていかないです。

バフェットさんのやり方を少し取り入れて、興味のない、縁のない産業も多少は知ろうとするのは大切です


自分の仕事や人生と全く縁のない産業のところを読むと、新しい発見もあり、けっこうおもしろい。


難しく考えず、


「ふ~ん、こんな会社もあるんだ。」




でいいと思います。

株を買うのは別の話。


・雑誌だとメモしたり、折ったり、付箋がはれる

本の切り抜きとかはさんだりしています。赤鉛筆でメモ書いたり。付箋をべたべた貼ったり。

自分だけのデータベースを作りこむ楽しさがあります。親しみが半端ないです。


買ったその日から、ガシガシ赤鉛筆で書き込みしています。

ページもガンガン折ります。


私は、会社四季報の一番前のページに、

バフェットさんの格言のコピーの切り抜き、ピーターリンチさんの銘柄選択のメモを貼っています。

その他、株を買う際に忘れたくないことを書いた雑誌の切り抜きなど貼っています。


それら格言を、たまに見返したりしています。




「おぉ、そうだった。そうだった。すっかり忘れていた」




と格言に再度教えてもらっています。


会社四季報は、金儲けのツールだと割り切って、乱暴に扱います。


少しおおげさですが、「世界に1冊しかない自分だけの会社四季報」

手になじむというか、自分用にカスタマイズしていくので何かと使いやすいものとなっていきます。




作ってみると、結構楽しいです。


こういったことは、オンラインでは少しむずかしい。

パっと思いついたことを、ササっと赤鉛筆でメモできるのは、雑誌のほうが簡単です。


●会社四季報は年4回買う必要があるのか?

結論から言えば、「夏号のみ」買うでいいです。

「夏号」の特徴は、「3月実績を完全収録。取材を通して会社側の計画が甘すぎたり堅すぎたりしないかを吟味し、前期実績との比較を中心にコメント。」


もっと言うと、最新データを熱心に追いかけなくても、長期的には株は十分勝てます。



夏号のみ買う5つの理由

・3月決算の会社の数字が1年で一番早く載るから

・結局、年4回買っても読み切れないから

・四季報だけ読んでも投資成績はよくならないから

・コスパがいいから

・短期投資をしたくなる誘惑がある



以下に、5つの理由を解説します。


・3月決算の会社の数字が1年で一番早く載るから

日本の上場企業は3月決算が多いです。


予想ではなく、確定した決算の数字が欲しい。

そのデータが一番早く載るのが「夏号」です。


毎年6月ごろ発売されます。


・結局、年4回買っても読み切れないから

4つの号ズラッとを並べて、一番大事なのは「夏号」。

3月決算の数字が掲載されることが一番早いからです。


以前は、年4回買って読んでいました。

相当気合を入れてがんばりましたが、やはり読み切れない。


「年4回発売、約4,000社掲載」


言ってみれば、3か月ごとに4,000社弱のデータを目を通すことに。


ほとんど読めないまま、次の号を買うことを繰り返していました。


読まない本を4冊買うよりも、読む1冊買うほうがいいのではないでしょうか。


・四季報だけ読んでも投資成績はよくならないから

株で勝つには、「個々の会社研究は必要」ですが、幅広い知識が必要。

著名株式投資家も指摘しています。

株式投資の本なんかでもよく指摘されます。


株式投資はもちろんですが、経済、経営、歴史、心理学など投資家が学ぶべきことは多いです。

それに加えて、日々のニュース。


これらを「広く浅く」学んだ方が有益。


幅広い知識がベースがあると、

「この会社は、長期にわたってライバルを打ち勝つことができる」

など見えてくるもの違ってきます。


・コスパがいいから

読み切れない本を2,300円×4回買うより、勉強になる投資本や読むべき投資本を買った方がいいかなと思います。

1年で1冊、2,300円。

これなら、無理なく続けられます。


・短期投資をしたくなる誘惑がある

年4回四季報を買ってしまうと、投資がどうしても近視眼になりがちです

3か月ごとのデータで、動いちゃダメと思いながら、四季報買ったお金を取り戻そうとするのか株の売買をしたくなります。


著名投資家の多くが指摘しているように、


・短期投資は、長期投資に比べて勝率は低い

・頻繁な売買による証券会社に払う「手数料」というコストが多くかかること

・短期投資は、市場に勝とうとする投資。プロの投資家ですら、市場を出し抜くことは難しい


を行うことになります。


早い話、短期投資をして負けやすくなるんです。




●まとめ

まとめてみます。

会社四季報おススメは?雑誌?オンラインか?

→ 「雑誌」がおススメです。


理由は以下の5つ。

雑誌をおススメする5つの理由

・オンラインは金がかかる

・そこまで見る必要もない

・証券口座開設で、四季報も読める

・よく知らない企業や興味のない産業のことも見る機会がある

・雑誌だとメモしたり、折ったり、付箋がはれる




会社四季報は年4回買う必要があるのか?

→ 「夏号のみ」買う




理由は以下の5つ。

夏号のみ買う5つの理由

・3月決算の会社の数字が1年で一番早く載るから

・結局、年4回買っても読み切れないから

・四季報だけ読んでも投資成績はよくならないから

・コスパがいいから

・短期投資をしたくなる誘惑がある

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