読書

「ウォール街のランダム・ウォーカー原著第12版 株式投資の不滅の真理」を株教育に使う

●この本は読むべき本?

 

「投資本で検索するとヒットするこの本、本当に読んだ方がいい?」

 

「投資初心者でも読んで理解できるのか?」

この本を手に取った方は、こんなこと考えていませんか?

有名な投資本として、必ず名前が上がるこの本。


「インデックス投信のバイブル」と呼び声も高い。


 その他としては、

 

「インデックス投信が有効らしいけど、いまいちよく分からないなぁ」


「個別株を買うよりなぜインデックス投信を買う方がいいんだろう?」

 このあたりの疑問もサクッと解決してくれる一冊です。

 

●結論として

 株式投資をするなら絶対読んでおくべき本。


 流言飛語が飛び交う「株式投資の世界」において、数少ない真実。


「インデックス投信をドルコスト平均法で買えば、まず負けない」を確信できます。




 ※以下、言葉の説明を簡単に書きますが、「もう知ってるよ」って方は読み飛ばしてください。


✔インデックス投信とは

日経平均のような株価指標と同じように上下して連動する投資信託。


誤解を恐れず言うと「日本経済を買う」「アメリカ経済を買う」イメージ。


個別株を買うと、市場は好調なのにその会社だけ業績不振で株価を下げちゃったとかあります。

銘柄選択によるミスがない比較的リスクが低い投資になります。





✔ドルコスト平均法とは

決まった金額で決まった日(毎月25日に1,000円だけとか)に、ちょんちょんと買っていく方法。


いいところは、株価が高ければ少しだけ買い、株価が低ければたくさん株が買えること。


形としては、毎月口座から引き落としされる形になるので、「投資」より銀行の「積立」のイメージ。


なにより投資家最大の敵、自分の感情と無縁な投資ができることが素晴らしい。



✔読む価値を3点にまとめ


・多くの株式投資家が絶賛している本であること

・内容が濃いわりに分かりやすく、株式投資初心者向けであること

・第12版、すなわち12回改訂しても売れ続けているほんであること




●よい点を3つにまとめてみました

 言っていることは、シンプル。結論はひとつ。




「インデックス投資信託を買って、我慢強く持っていた方が勝てるよ」


過去の版もいくつか読んだことがありますが、主張は全く一緒。

過去の版を読んでいれば、12版の要約も読む必要もありません。

本当に変わらない主張でありがたいところ。




過去の版をお読みなった方は、改めて読む必要は感じませんでした。

今回は、12版ということで、以前の版との変更点で大きなものは、「新しく出てきた金融商品の話」です。

やはり結論は「そんな商品ではなく、インデックス投信を買え」です。


改めて、本書の良さを3点にまとめてみました。


良い点3点にまとめ

インデックス投信をいろいろな視点から良さを解説
・内容は多岐にわたるが結論は一緒
・難しくなりがちな投資本において、比較的やさしい

 

 以下、簡単に説明します。

インデックス投信をいろいろな視点から良さを解説

バブルの話、テクニカル手法やファンダメンタル手法。

内容は多岐に渡ります。

株式投資家として、知っておくべきことの多くに触れています。


内容は多岐にわたるが結論は一緒

「私、いろいろ話していますが、結論はここ」が歯切れがよい。

これが読んでいても分かりやすい。

結局「インデックス投資が最強」が言いたい。


難しくなりがちな投資本において、比較的やさしい

投資本って難しい本が多い。

その中でも分かりやすい。


内容は濃いが、説明が上手。

私も株式投資初心者のころ読んだのですが、

「投資本なのに、分かりやすい本だなぁ」


と思って読んだことを覚えています。


投資の勉強がしたい方、投資を始めたばかりでどんな本を読もうかとお考えの方には、おススメできる本です。

特に14章15章は特に、自分の投資手法の定期チェックに一役買う内容となっています。


●子供に本書の教えを伝えることができるか

今回、わが子の投資の勉強で使えるところはないかと考えてみました。


「インデックス投資信託最強」が本書の一貫している主張

ですが、この主張は本書の初版が発売された45年前には「目新しい」ものでしたが、2020年現在となると「常識」となっています。


YouTube動画、もっと簡単な書籍で、子供たちは今後学ぶことが可能であると判断しました。

何より、小学生に「インデックス投資信託」を理解することは難しい。


そこで、今回視点を変えて、本書冒頭にある「バブルの話」を小学生の娘に話してみました。

こちらは、投資の話というより物語ということもあり興味を持って聞いてくれました。

「チューリップの球根あるでしょ?昔、急に値段が高くなったことがあったんだよ」



「え、チューリップ?花?なんで急に高くなるの?」


自信はありませんでしたが、娘は興味を持って聞いてくれました。

バブルやそのなりたちから終わりまで、「へぇ~」で十分合格。

ちなみに、「バブル」の話が上手くいったので、本書の他の章「ファンダメンタル」の話は失敗しました。

私自身、「説明が下手」のを反省し、時期を見て再挑戦したいです。


●まとめ

まとめてみます。


・投資をするなら、読むべき本であること

・「インデックス投資信託は、優れた投資方法である」

・投資初心者にも分かりやすい。




インデックス投信を始める前に、読んでおくのがちょうどいい本ですよね。


●わが子に伝えたいこと


「「インデック投資信託をドルコスト平均法で買う」は、金額が小さくてもやったほうがいい」

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