株式投資

ジョリーパスタワインを投資家目線で見る

●これは…どうやって作ってるの?

 今回は、日夜株のことばっかり考えている「株バカ」のエピソード。



「うまっ!このワインはどうやって作っているの?」

先日、家族で近所にあるイタリアン「ジョリーパスタ」に出かけたときの話。お値段お手頃で、おいしいイタリアン。

今は秋の特別企画の時期。鮭やキノコ、いくらをふんだんに使ったパスタ、ピザが並びます。












でも、今回の外食で「ジョリーパスタに行く」と決め手になったのは別の事。

ドリンクバーで飲むことができる、たった一杯の「ワイン」。

正確に言いますと、「ワインではない」んです。アルコールなし。


言ってみれば「ぶどうジュース」。驚くのはその味。赤、白共に少しの炭酸が入っています。

飲んでみると、

「完全にスパークリングワインじゃん!」


飲んでいておいしい。でも、酔わないのは不思議なくらい。

●なぜ「ジョリーパスタ」を選んだのか?

今回の外食、「ジョリーパスタ」の決め手は3つの理由。


・ ファミリーでお手軽価格

・ おいしいイタリアン

・ ワインジュースがおいしい




 実は、以前に来店した際に、飲んでおり、



「お、ホントだ。ワインじゃん!どうやって作っているの?これ」




そんな会話を夫婦でした記憶があります。

心の中を紐解いてよ~く見てみると、たった一杯のジュースが最後の「決め手」になったのです。



●いろいろ妄想してみる

株式投資がおもしろいのは、企業努力とか戦略をいろいろ考えてみること。


今回は、この「ジュース」で3つの視点から考えてみました。

ジュース片手に考えたこと3点

・ どのくらいの研究費がかかっているのか?

・ 他社はどんな様子か?

・ 差別化になるのか?




●どのくらい研究費がかかっているのか?

相当なお金、人員を投入するだろうなぁと予想されます。

なんといっても上場企業。


イタリアンといえば、やはり「ワイン」。

でも普通に出したら、お酒だと飲む人は少ない。


じゃあ、ぶどうジュースでいいか?というとそれも違う。


「よし、ワインのようなぶどうジュース作ろう!しかもおいしく!」




こんな感じで始まったのもしれません。


社員が研究に研究を重ねたワインジュース。

それが、この目の前の一杯かもしれません。


●他社はどんな様子か?

イタリアンのライバル店は山のようにあります。

このようなレベルの高い「ワインジュース」があるのでしょうか?

地元のお店のような資本の少ないお店では難しそう。


他のライバル店も同様に置いてあるのか?

あるいは、ジョリーパスタだけにあるのか?

ここまでおいしいものか?そうでないのか?


株式投資家だと、この辺のこと、調べてみたくなりますよね。

同業他社の動きはとても気になるところ。


●差別化になるのか?

 私たち家族は、「これが飲みたい」と来店しました。そんなお客さんは多いのか?


 私たち家族が来店した際、ほぼ満席。そのお客さんの何人かは、「ワインジュースがおいしい」で来ているはず。

 強烈な差別化ではないけど、地味に効いている差別化戦略ですよね。

 この小さい差別化の積み重ねが、積み重なって大きな差別化になりますよね。



●まとめ

 いかがだったでしょうか?


「株式投資で銘柄選択の際、会社の製品や商品を実際に自ら使ってみる」


はとても大事といわれます。今回の「ワインジュース」もそんな例。

 ただ、著名投資家 ピーター・リンチさんもおっしゃっています。

 「「食べておいしい」さあ、株を買えは危険。」と。

 その企業を知る入口、きっかけにすぎないと。


●わが子に伝えたいこと


「食べたり飲んだりも株式投資の勉強になるよ」

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