「バフェットの法則 第4章 9つのケースステディで学ぶバフェットの投資法」。
10. すべての投資に共通する基準
10. すべての投資に共通する基準

ポイント
- バフェットは、買った株式の価格が好調であっても、売り急ぐことはない
- バフェットが保有したい期間は「永遠」である
バフェットが語る「永遠」に保有したい株とは、以下の3点。
- 自己資本に対するリターンが満足できるものである
- という見通しがある経営者が有能で正直である
- 市場で株価が過大評価されていない
【実践】9つのバフェット事例を、実際に投資でどう使うか?

で、実際に自分の投資でどう使えばいいの?
そんな風に思いませんか?
バフェットは「投資の天才」「世界一の投資家」です。
そのすべてをマネすることは、難しい。
そこで、こんなご提案をさせていただきます。
簡単にできるものばかりです。
ポイント
・ 12の法則ひとつでも自分投資スタイルに取り入れてみる
・ 株価ではなく、事業の良し悪しで投資を判断する
・ 9つの事例で、「あ、ここマネできそう!」を自分なりにマネしてみる
私が、真っ先にと取り入れたのは、「自分の理解できる事業しか株は買わない」こと。
実際、私自身が取り組んでみて感じたことは、「経営者の質の判定」が難しいことです。
個人投資家が、大企業の経営者を詳しく判定することは、不可能に近いです。
大口や機関投資家でもない限り、大企業の経営者と直接会って話を聞くことができないからです。
しかし、できることはあります。ほんの一例ですが、
・ 経営者が、雑誌やTVでどんな話を、どんなふうにしているか注意深く見る
・ 決算書を読んで、表現がおかしいとか、根拠のない強気など注意して読んでみる
実は、これだけやってみると、経営者の話を聞いて「ん?なんか変なこと言ったぞ?」とピンとくるときがあります。(イヤな予感)
数年前、本書を読んで、「経営者の判定はさすがにムリでしょ!」と決めつけていたところもあった私。
第4章を読む限り、バフェットが「経営者の質」を重きを置いていることは明らか。
そこで、自分なりにいろいろ試してみました。
そして、それなりにできることもあるって分かりました。
完全ではありませんが、意識してみると「経営者の質」もそれなりに理解が深まります。
ご参考になれば、幸いです。

経営者を知るとは、「人を見抜く」「人を理解する」。投資家にとっては一番難しいかも!
まとめ

この記事では、バフェットの投資での共通基準を見てきました。
- バフェットは、株を売り急がない
- 『永遠』に保有することを望んでいる
一度信じた会社と心中する心構えで、忍耐強い。
バフェットの精神面の強さがよく分かります。