バフェット本の入門書は？【答え】「バフェットの教訓」がおススメ

バフェットは難しい。初心者でもわかる本はないか？

バフェットの教えを簡単に知りたい

分かりやすいバフェット格言集がほしい

このような悩みはありませんか？

今回ご紹介するのは、「バフェットの教訓」という本です。

「バフェット投資術」を「格言」で紹介することで、簡単に理解できる良書だからです。

株式投資で、最も有名な投資家と言えば、世界一の投資家「ウォーレン・バフェット」

バフェット流投資術は、初心者でも簡単に理解でき、取り入れやすいことで知られます。

「いざ、勉強しよう！」とバフェット関連の本を手に取って読んでみると、やさしい本から難しい本まで様々です。

また、バフェット関連の本は非常に数多く出版され、

「どれを読んだらいいか分からない」

という方も多いのではないでしょうか。

この記事は、「投資における基本の型、思考法」が確立できていない方に参考になる記事となります。

 本記事でわかること

 本記事の信頼性

私自身が、本書を使ってバフェット流投資術を身に着けることができたこと。

具体的には、ふとした瞬間にバフェット格言が頭に浮かんだりします。

ツイッターで、コメントを書く際に重宝しています。

ツイートを見て、パっと浮かんでいるので、バフェット格言がけっこう腹落ちしていると実感しています。

本記事内で紹介する格言は、バフェット本人のものです。

世界一の投資家の言葉、信頼に値するのではないかと思います。

 本記事を書いた人

株式投資歴9年。バフェット流投資術実践8年。

株式投資を始めて1年は大負け。

その後、バフェットさんの公式伝記「スノー・ボール」をたまたま読んで感激。

以来、多くのバフェット本を読み漁ってバフェット流投資を実践中

バフェット流を取り入れてからは、年々資産を増やせています。

バフェット格言がフッと頭をよぎって、実際の投資場面で何度も助けてもらっています。

「バフェットさんのおかげで、投資の基礎ができました」

・「バフェットの教訓」より長期投資に効くバフェット格言を6つ紹介　

本書より、いくつか格言を抜粋してみました。

要約をかねた簡単な説明もつけてみました。

・長期投資に効くバフェット格言

投資も結婚も同じ。

自分が結婚するとしたら、相手をじっくり調べもせず結婚に踏み切る人はいません。

投資も同じで、対象の会社の情報をかき集め、きっちり理解出来たら投資する。

株は、ビジネスの一部を買っていることを忘れないこと。

バフェットは、株式投資を事業の部分的所有とみなしています。

この考え方を通じて、「安い」「高い」会社の適正価格を判断する。

根源的経済性に富んだビジネスに投資しましょう

根源的経済性に富むとは、仮に子供が社長になっても、儲かるようなしっかりした会社のことです。

ライバルを打ち負かす強力な商品があるとかが分かりやすい例ですね。

極端な話ですが、社長がグーグー寝ていても、商品、会社組織がしっかりして儲かり続ける会社ですね。

そんな会社はそうそうありません。

よく銘柄を選別して株式投資しようというアドバイスでもあります。

逆の言い方をすると、「優秀な経営者が経営しないと儲からない会社に投資するな」とも取れます。

会社を成長させるにあたり、たくさんのお金が必要な会社と必要でない会社の比較です。

当然ですが、会社の成長に多くのお金がかからないほうがいいです。

余ったお金を会社がいろんなところに使うことができます。

一方で、成長にたくさんお金が必要だとお金があまりにくいです。

いろんなところにお金が使えないから成長もしずらいですよね。

証券会社が、投資家から受け取る株の売買で発生する手数料の話です。

「動く」とは、投資家に株の売買をさせることで手数料が発生して、証券会社がもうかること。

株のプロのアドバイスで、頻繁に株の売買をして手数料を払い続けてはダメという話です。

また、本書内で「長期保有をしよう」にも触れており、「短期投資」も同じだとしています。

10年閉鎖されたらと考えると、短期的な視点ではなく、長期的な視点で株を選ぶことになります。

企業の商品には、永続的な競争優位性があるかで見るようになります。

・株式投資初心者に効くバフェット格言

株式投資初心者向けの格言も6つ抜粋してみました。

バフェットの知人が、子供の相談をした際のバフェットの答えです。

「子供が大学で何を学ぶべきか」を問われ、真っ先に答えたのことが「会計を学ぶべき」という答えでした。

会計は、投資だけでなく、ビジネスにも必須だと考えているようですね。

投資で大金持ちになりたいなら、大勢の人と同じことをしていてはだめです。

あしたはみんながこぞって買い求めるような銘柄を、自分で探し当てなければならないという教え。

株式市場の強気相場の話です。

強気相場とは、株価がグングン上がり続ける状況。

強気相場になると、投資家は投資に対する判断が軽々しく下すようになる。

脇が甘くなるんですよね。

バフェットは、強気相場の時は、投資先の選定にいつもより慎重になります。

この手法のおかげで、周りの熱狂にふりまわされません。

また、ビジネスの長期的経済性とは無縁な常識外れの高値をつかむこともありません。

投資先のすべてを理解しようというお話です。

投資先に理解できないことがあれば、その投資は見送る。

自分の理解できないものには、一切投資しないということですね。

投資における最大の敵は「自分自身」であるということですね。

投資家の身を滅ぼすのは、リスクの高い投資商品ではありません。

自分がよく理解していない投資をしてみたり、「儲けたい」と無理な投資をする「自分自身」の心の中である。

投資をしていて、

「もっと儲けたい」「株価が下がりすぎて怖いから売ろう」

そういう時は要注意ですよね。

超お金持ちになりたいなら、市場動向のに関する騒がしい議論は無視すること。

以下の2点に全精力を集中させる。

・永続的な競争優位性を手掛かりに、長期的経済価値の高い会社を探し出すこと

・企業価値と市場価格との比較から買い場を見つけ出すこと

●「バフェットの教訓」良い点5つ

本書のおススメな点を5つにまとめました。

　以下、説明していきます。

・バフェットの教えがとても分かりやすい

ご本人の生の言葉を一番ダイレクトに学ぶことができる格言集。

バフェット本の中では断トツで分かりやすい言葉で説明されています。

いくつか他のバフェット本を読んで、この本に戻るとより実感。

そうそう、簡単に言えばそういうこと

作者の一人が女性です。

株式投資という硬い文章になりがちなテーマです。

ですが、女性ならでは「やわらかさ」がいい面で出ています。

多少難しいことでも、この「やわらかさ」でずいぶん助けられています。

本書以外でも、比較的分かりやすい「バフェット本」を紹介させていただきました。

参考までによろしければ、どうぞ。

・バフェットの名言を分類分けされているので見やすい

125の格言が本書には収録されています。

「ビジネス」「投資」のように分類してあるのは、分かりやすいです。

もくじを開けば、14項目に分けてあるので、探しやすい。

バフェットの教訓と言っても、いろいろな方面にお話されています。

この分類のおかげで、（あの言葉ってどのページだったっけ？）というときも探しやすいです。

復習でも、「ここだけのテーマを読みたい」も叶えてくれます。

・ボリュームがちょうどいい

全体で230ページありますが、ボリュームを感じさせません。

かといって、内容が薄いかと言えばそうではありません。

質量ともにちょうどいい印象です。

何度も読み返すのに、質・量ともにちょうどいいバランスです。

筆者が、何度も何度も読み返してバフェット格言を身に着けてほしいという配慮を感じます。

・初心者向けであること

文章も分かりやすいのですが、収録されているバフェット格言も投資初心者を想定していると思われます。

バフェットご自身の文章を収録している「バフェットからの手紙」という本があります。

こちらは、相当読み応えのある本で、難しい内容です。

両者を比較しても「バフェットの教訓」の方は、投資初心者のためにバフェット格言を厳選しているのがよくわかる内容となっています。

「バフェットからの手紙」はいい本ですが、結構難しい

・バフェットの教えを復習しやすいこと

本書は、見開きでバフェット格言を1つ、簡単な解説をつけるというシンプルな構成になっています。

1つのバフェット格言と解説を目を通すのに1～2分です。

復習用に何度も読み返していくと、さらに短時間でササっと読めます。

ここからも筆者が、何度も何度もバフェット格言を復習してほしいという意図を感じます。

同じような「バフェット関連本」「格言形式」の本を紹介させていただきました。

よろしければ、ご覧ください。

●実践したこと

こんな風に使ったというお話になります。

ご参考になれば幸いです。

定期的に読み返して、忘れたことを頭に入れ直しています。

・玄関先で見開き1ページずつ読んだ

家の玄関に本をおいておきます。

仕事の行きと帰り、少しだけ読むスタイルです。

靴を履いたり脱いだりするタイミングで、1格言と解説をサッと読むように使いました。

出かけるときに1格言、帰宅したら1格言。

「なぞかけ」のように聞いた人に考えさせる格言です。

いろいろ考えるきっかけになります。

簡単な言葉でも、深いなぁ

・投資で失敗したとき読み返した

投資に失敗したとき、サクッとバフェット格言に当たれる本書は使いやすい。

他のバフェット本では、内容が濃すぎて短時間の振り返りはなかなか難しい。

・暇なとき手に取れるところに置く

何度も読めば、解説も読まなくてよくなります。

すぐ手にとれるところに置いて、バフェット格言だけササッと読む使い方がおススメです。

・まとめ　

バフェット投資術の入門書は？

「バフェットの教訓」がおススメです。

「バフェット投資術」を「格言」で紹介することで、簡単に理解できる良書だからです。

・「バフェットの教訓」より長期投資に効くバフェット格言を6つ紹介　

株式投資初心者に効くバフェット格言