株式投資

わが子に伝えたい!相場予想との付き合い方【結論】相場予想はムリ

市場は今後、どのように動くのか?



相場予想って勉強していけば当たるようになる?



相場予想ってどうやるの?




株式相場は上がるのか下がるのか、それが分かれば投資は苦労しません。

 「相場を予想する」

投資において永遠のテーマではないでしょうか?

あなたは、どんな風に相場や市場の予想を投資に取り入れていますか?


結論としては、

「将来、相場が上がるのか下がるのか確実に当てることはムリ」

だということです。


以下、3点理由を考えてみました。

相場予想が難しい理由

・未来のことは分からないから

・労力の割に合わないから

・あの「バフェット」すら相場予想で投資をしていなから



✔記事の信頼性

2020年11月現在、株式市場から大負けして、退場していないこと。

相場予想を一切しなくなってから、投資成績がよくなりました。

多くの偉大な株式投資家の本を読み漁りました。

その上での今回の記事となります。


✔記事を書いた人

株式投資歴9年。

株式投資1年目は大負け。その後、バフェット流投資術を独学で学ぶ。

国内個別株を中心に、株式投資を継続して行っています。


●【結論】相場予想はムリ

以下、3点の理由を解説していきます。


未来のことはわからないから

どんなツールや指標などを分析しても、未来のことは、確実に分からないこと。「予想」でしかありません。


理由は以下のとおりです。

・ 私自身、専門家の相場予想が外れるところを過去に何度も見ている

・ いくら詳細な過去の分析をしても、未来の予想とは関係ないことが多いから

・ 「歴史は繰り返す」が繰り返さないときもけっこうあるから




本を読んでいたら、妙に納得したことがあります。

専門家がもっともらしい相場予想をしたとします。


予想が外れたら、

「予想はずれましたよね。なぜですか?」

って後で誰も聞きにいかない。


予想屋さんが、運よく1,2回は当てる。でも3,4回続けて相場予想が当てる人を見たことないと。



「意地が悪いけど、妙に納得するなぁ」



と苦笑しました。


第4の公理

予測について・・・人間の行動は予測できない。誰であれ、未来がわかるという人を、たとえわずかでも信じてはいけない

上記は、投機(ギャンブル)の有名な本「マネーの公理」という本の一節。

投機といいますが、投資家がこぞって読んでいる名著。

内容としては、投資の名著と言ってものです。

12の公理(哲学)の第4番目にある公理です。


ご参考までに



労力の割に合わないから

私自身、何年も投資や経済、経営の勉強をしても一向に相場予想が当たらなかったこと。

たまに当たることもあります。が、連続して相場予想は当たらないと意味がありません。


理由としては以下の点

・ 経済の勉強は、日々の経済ニュースの理解は深まる。しかし、相場予想は別の話だと気づくから

・ 時間をかけて、手間暇かけて様々なツールで予想。「不測の事態」が起こって予想はパーになるから

・ 「想定外」「不測の事態」は、投資でけっこう起こるから




投資経験が浅いころは、

「経済学や投資をもっと学べば、相場予想ができるようになる。」

そんな風に考えていました。

時々で発表される統計や指標、読み方を学んだり、専門家の話を取り入れたり・・・


経験を積んで、数々の統計や指標を読めるようになると、考える事が多くなります。

考える事が多くなり、思考はより複雑になります。

複雑に考えても、相場予想が当たりはずれの勝率が上がるわけではありません。


いろいろやってみて分かったことは、

「当たりもしない相場予想に時間を割くなら、企業分析したほうが有益」


あの「バフェット」すら相場予想で投資をしていないから

世界一の投資家ですら、相場予想はしないって事実


理由は以下の点。

・ バフェットは、相場ではなく「企業の価値を見て割安なら買う」を行っているから

・ バフェット本を山ほど読んだが、相場予想は否定しているから

・ バフェットの投資の実例を見ても、「相場予想」で投資判断をした形跡が見られないから




バフェット本を山ほど読みましたが、

「相場が年末にかけて上がるから、株を買おう」

とか見たことない。


少なくとも投資判断の中心ではない。


ご紹介させていただいた本の中に証拠になるバフェットの名言があります。

No.124

われわれは市場や金利や景気の1年後について意見を持ったことはない。現在ももっていないし、将来ももつつもりはない

参考までにこちらもどうぞ。

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バフェットも一目置くピーター・リンチも同じようなこと言っています。

ポイント

相場の動向や、経済、金利、政局の見通しなどに気を配ることはない。

事実と財務状況を調べ、企業の将来性を評価して、すべて気に入ったら買えばよい。

参考までにこちらをどうぞ

ピーター・リンチによるバフェット分析(バフェットの法則 要約) 

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●まとめ

いかがでしょうか?

まとめてみます。


相場予想が難しい理由

・未来のことは分からないから

・労力の割に合わないから

・あの「バフェット」すら相場予想で投資をしていなから




 どうせ未来のことは分からないって割り切って、

「相場が上がっても下がってもいいように対処しておく」


 これが一番現実的な対処方法ですよね。


●わが子に伝えたいこと


「どうすれば正確な相場の予想ってできるの?」


「正確な相場予想はムリだよ。相場が上がっても下がってもいいように手を打っておくことが大事かな」


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